お知らせ

2014/12/18

ある営業マンの告白

~ 営業職員の告白~
私が、生命保険をはじめたきっかけ、失敗、そして

「重たいものは売りたくない。」


前職のベッドセールスで背骨を痛めた私は、「重たいものは売りたくない。」 その思いから昭和63年に損害保険の代理店に勤めることになりました。
確かに「紙と電卓とボールペン」で商売はできました。
女性も活躍していましたが、生保とは違って基本的には男の世界でした。

事故処理


代理店での仕事は、営業というよりむしろ事故処理中心の10年間でした。
しかしやりがいはありました。
重大事故を解決しお客様から「本当に感謝しています。」とお手紙をいただいたことも何度かありましたし、大変怖い目に会った事もありました。

死亡率100%


でも『まさかのための』と言うキャッチフレーズの通り、事故がない限りお客様のお役には立てません。事故がないお客様にもお役に立ちたい。
この時に考えたのが、生命保険です。
そうだ、人間の死亡率は100%。生命保険を扱えば必ずお役に立てる。
ビジネスとしても有望か?
しかし、
生命保険というとすぐ頭に浮かぶ、いわゆる『営業』はしたくない。自分独自のお客様に喜ばれる営業をしたい。でもどうしたらいいか分からない。

出会い


そんなことを考えている内にあっという間に2年が経ちました。
そして平成11年、ある生命保険会社の営業マンと出会い「ここだ」と思い、門をたたきました。
そこでは、意外にもウエルカムではありませんでした。
「どうしてわが社の代理店をしたいのか?」かなりしつこく聞かれました。
私は、応えました。
・本当にお客様のことを考えていること
・自信を持ってお客様にお勧めできる保険会社であること
・ライフプランニングという革新的考え方を持っていること
 (平成25年のいまでこそ、ライフプランニングという考え方をもってお客様の相談に乗るファイナンシャルプランナーは多いですが、当時はほとんどの人が知りませんでした。)
説得してようやく代理店を始めることができました。
平成11年春から、希望に燃えて、生命保険の扱いを開始しました。しかし損害保険の事故処理から外れるわけにいかず、そこそこの営業でした。

9番目のお客様


数年後の夏、9番目のお客様の奥様から、一本のお電話がかかりました。
「新聞か何かでご存知と思いますが、主人が亡くなりましたので、とりあえずご連絡しました。」
電話の向こうはとても冷静で、こちらの方が慌ててしまいました。
お悔やみを申し上げ、電話を置いてから、きちんとみていなかった事故死のニュースを思い出し、大急ぎで新聞を探してみると9番目のお客様の名前で、事故死の記事が。

赤ちゃん


少し落ち着いた頃がいいとおっしゃるので、見計らって弔問しました。
亡くなられたご主人の位牌に挨拶して振りかえると、お子様がお二人いらっしゃる。特に初めてみる赤ちゃん。
私の?その様子を見て奥様が、
「すみません。子供が生まれたのでご連絡して、あらためてライフプランニングをしてみなければと思っていましたが、つい忙しくそのうちこんな事に...すみません。」
私も、「いえこちらこそ、時々お電話でもすればよかったんですが...」
背筋が凍った。
一通り今後のことをお話して失礼した。

お子様一人分


なぜ、先程のような会話になったのか?
お分かりの方もおられると思いますが、ご説明します。
ライフプランニングとは人生計画のことです。特に金銭面については万が一の時にも、お子様が希望通りの教育を受けれるように生命保険で準備しておく必要があります。
お客様はその意味を覚えていらっしゃいました。
ですから、2人目のお子様が生まれた時に、今後2人目の子供をどのように育てたいか。更にそのためにはどれくらいのお金が要るか。私に連絡して、シミュ レーションをしてみる必要があったのです。そしてお子様一人分だけ保険金額を変更すべきだったのです。それがされていなかった。
つまり、簡単に言えばお子様一人分だけの生活費(教育資金を含む)が用意されてない。という事です。

悔やみ


事故前の約1年間、連絡らしい連絡はしていなかった。
もし連絡すれば、こんなことにはならなかったのに。
自分で自分が情けなかった。
何がライフプランニングだ!
ぜんぜんお客様を護れてないじゃないか!
とにかく、とにかく、情けなかった...。

遠い約束が、近い約束に


私が、ご契約をいただくときに必ず申し上げる言葉があります。
「今日『遠い約束』をいたしました。
このご契約は、いつか保険金をお支払いするという『遠い約束』です。」
それが、9番目のお客様の場合は近い約束になってしまいました。
情けなく思っている時間はありません。
まずは、保険金お支払い。
そして、今後の事についてお手伝いできることをするしかない。
そう頭を切り替え動き始めました。
母子家庭に対する公的援助について調べる為に市役所に行ったり、遺族年金について問い合わせる為に社会保険事務所に行ったり、受け取れる額のシミュレーションもしてみました。

大きな不安


今後について、詳しくお聞きする中でいろいろと分かってきました。
ご両親の援助が得られること。
どうしても困った場合は、ご親戚の会社に事務員として働くことも可能であること。
保険金の大部分はすぐ使う必要がないこと。
遺族年金の額や収入の方法がいくつかある事も分かりましたので、何種類かシミュレーションをしてみました。以前の保険を少し多めに設定していた事もあり、その結果は「何とかなるかもしれない。生活費に多少の不足はあるが......」
この結果に、お客様と私の大きな不安は、小さな不安になりました。
でも、不安は残ります。

重たいもの


大変な後悔をするのはもうたくさん。
私たちの仕事は、ある意味お客様にとって最後の砦かもしれません。
そのつくりがいい加減だと、どうなるか?
もう2度とこんな思いはしたくない。
その思いから既にご契約いただいたお客様にも、これからのお客様にもきちんとした生命保険をお売りしたい。
その思いにうそ、いつわりはありません。
決して軽くはありません。私たちが売っているものは重たいものです。
測れないほど重たいものなのです。

平成 25年 1月 保険募集代理店 柏原商事株式会社
〒740 -0022 山口県岩国市山手町 1-5-1
電話 0827‐23‐0218 ファックス 0827‐24-9200

SL13-5430-2